【体験談】子宮筋腫 開腹手術➀

雑談

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開腹手術までに約1年半

 軽い気持ちで自宅近くの産婦人科に、生理痛の相談をするため受診した結果、

生理痛が酷くて、下腹部がぽっこり盛り上がっているのは便秘や太ったからではなく、

子宮筋腫が原因だと診断され、大学病院を紹介されました。


その際、先生には「おそらく開腹手術になると思う」と言われ、大きなショックを受けました。
 
 大学病院でMRI検査の結果を受けた際、

「多発性子宮筋腫」と診断され、

約10㎝前後のものが
3個、それ以下の小さい筋腫が7個前後ありました。


本来、子宮の大きさはニワトリの卵くらいの大きさといわれていますが、

私の場合子宮筋腫が大量にあったので、

おへその少し上くらいまで子宮が大きくなっていました。

先生曰く「MRI画像で分かる範囲だから、もしかしたらもう少し筋腫があると思ったほうがいい」と。

覚悟はしていましたが、そんなに多いのかと驚きました。



そして気になっていたこと

1.治療するには手術しかないのか、手術は開腹手術しかないのか
2.いずれ妊娠出産を考えているが、果たしてできるのか
3.手術をしたとして、再発の可能性はどのくらいか


を質問しました。

その質問に対して先生から以下の回答をもらいました。

1について⇒治療について、最終的には手術になること。
そしてこの数と大きさだと開腹手術になる。

2について⇒妊娠出産は十分可能。

3について⇒再発は今の子宮筋腫の数や大きさから、
手術して1年後には再発する可能性が十分高い。


私の場合、いずれ妊娠出産を考えているので子宮を温存するには、

今の子宮筋腫の大きさではすぐに開腹手術することはできない。


薬を服用してなるべく子宮筋腫を小さくしてから考えようという結論になり、

「レルミナ」という薬を服用することになりました。

レルミナ服用して出てきた副作用

 この「レルミナ」という薬は女性ホルモンを抑える薬になります。

というのも、子宮筋腫の原因ははっきり分かっていません。

女性ホルモンの影響で子宮筋腫が大きくなるとされています。


実際、先生に聞いても

「原因は正直分からない。女性ホルモンの影響だとは思うけど・・・」と言われてしまいました。


手術まで女性ホルモンの分泌を抑えることで、

今ある筋腫を小さくしようということでした。



 ただ、2019年3月に発売された新しい薬なので、保険適用されても薬代が高い!

1日1回、決めた時間に服用するのですが、

1か月分で大体9,000円くらいしました。

1錠約300円弱・・・た、高い!


しかし!背に腹は代えられないので服用しました。
また「レルミナ」は副作用が出やすいでお馴染みです。

 レルミナの副作用は

  • ほてり
  • 頭痛
  • 多汗
  • 不正出血
  • 月経異常 
  • 骨密度の低下 etc… 

といわれています。

当然個人差はありますが、基本的にレルミナを服用するとホルモンバランスが崩れるため、

更年期の症状が起きやすいといわれています。


 私の場合、「イライラなど気分の浮き沈み」は多少ありましたが、

それ以上に「ホットフラッシュ」は結構な頻度で起こりました。

ほぼ毎日、特に午後になると身体全体(特に顔)がほてってくる感じです。


ホットフラッシュが10分前後とすぐに終わる場合と、

それ以上長い時間続く場合があって、その間頭がぼーっとしていまうので、

仕事中は特にしんどかった記憶があります。


 それ以外の副作用は「不正出血」と「頭痛」がありました。

ただ、服用して最初の頃は不正出血がありましたが、しばらくすると全くなくなりました。



生理痛やそれに伴う頭痛、出血過多で苦しんでいた私にとって、

約半年間生理がない状態だったので、

レルミナの副作用も比較的軽かったこともあり、割と快適でした。

(正直、この後手術直前まで服用する「ジエノゲスト」の副作用の方が

私はしんどかったので、

本当に個人差があるなという印象です)

レルミナを半年服用した結果

 半年間レルミナを服用した結果、

なんと!筋腫が10㎝→6㎝くらいまで小さくなりました。


3個あった10cm級の筋腫がそれぞれ小さくなったので、

下腹部のぽっこりも最初と比べるとマシになったな!という印象でした。

制服のスカートのチャックが下腹部ぽっこりのせいで入らなくなり、

当時7号から9号にサイズアップしたのですが、

お腹とスカートの間に手のひらが余裕で入るくらいまで落ち着きました!(7号はきつかったです)


ただ、おそらくこれ以上は筋腫を小さくするのは厳しいと診断されました。

また、レルミナの服用期間が半年間と限りがあったので、別の薬を服用することになりました。


ジェノゲスト服用して出てきた副作用

 レルミナ服用をやめてから

開腹手術するまでの約7か月間、「ジエノゲスト」を服用しました。

「ジエノゲスト」は、黄体ホルモン単剤の治療薬です。

妊娠に近い状態にして、月経困難症や子宮内膜症を治療します。

生理痛や出血過多だった私は、

この薬を服用すれば、また辛い生理の症状とはおさらばだ!と油断していました。

ジエノゲストの副作用も

  • ほてり、多汗(ホットフラッシュ)
  • 気分の浮き沈み
  • 頭痛
  • 不正出血


とレルミナの副作用と同じような内容でした。

ジエノゲストを服用して最初1か月は、副作用はそんなに無かったのですが、

2か月目から様子が変わりました。不正出血が止まらないのです。


生理のように1週間くらいで終わるかと思ったら、ずーーーっと出血が続きました。

最初は少量だったのですが、段々増えていってまるで生理のようでした。

生理痛のような腹痛もしょっちゅうあり、

ナプキンも2時間くらいで交換しないと、出血が漏れてしまう状態です。

レルミナの服用により、半年間生理がなく快適だったこともあり、

本当にしんどかった記憶があります。

あまりの出血量と腹痛がひどかったため、

何度か先生にも相談しましたが、結局手術直前まで服用を続けました。

 
そして、個人的に1番辛かったのが鉄剤の服用です!

出血量が多くて貧血気味だったこともあり、「サワイ」という鉄剤も服用しました。

副作用として主に「嘔吐・胃痛・腹痛」と聞いていたのですが、

私の場合は嘔吐がすごかったです。

食後に服用するのですが、朝食後服用した後、数分後に吐き気がとまらなくなりました。


出勤前だったのですが、数時間トイレから出ることができなくなるくらい、ずっと嘔吐していました。

そんなこともあり、私にとって鉄剤はトラウマになりました。

(もちろん個人差があるので、鉄剤を服用しても平気な方もいると思いますが・・・)


先生に相談して、さすがに鉄剤の服用はやめることができたので、もう服用しなくていいんだ!

あの嘔吐ともおさらばだ!とすごく安心した記憶があります。

薬の副作用は本当に個人差があるので、

少しでもおかしいなと思ったら、

服用を中止して先生に相談することが大事ですね!


 
ちなみに、この後開腹手術の貧血、妊娠中の貧血、帝王切開の貧血と、

何かと貧血になったため鉄剤とのお付き合いは続きますが、それはまた別の機会に!

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